遺言書はいつ書けばいいの?

遺言書の作成

みなさんこんにちは!


名古屋を含め,全国的にもコロナの第二波が心配される昨今,みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

 

当法人では,コロナ対策として,以下のことを実施しております。

 

①全弁護士,全スタッフのマスク着用の徹底
②手指をアルコール・次亜塩素酸水で消毒,手洗いの徹底
③出社前の体温測定の徹底
④相談室のテーブル,椅子,備品,取っ手等をアルコール・次亜塩素酸水で消毒
⑤こまめな換気
⑥できる限り三密空間を作らない,三密空間に行かない
⑦受付に消毒液を設置
⑧電話相談,ビデオ通話相談の実施,などなど

 

第二波が心配される今だからこそ,当法人では,一層気を引き締めてコロナ対策に取り組んでおります。

 

さて,前置きが長くなってしまいましたが,本日は,前回と関連して「遺言書はいつ書けばいいの?」についてお話していこうと思います。

 

皆様の中にも,「70歳を過ぎたら書こう」や,「体が弱ってきてから書こう」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

 

ただ,結論から申し上げますと,遺言書は,できる限り早く書いた方が良いと思います。

 

なお,私自身,すでに遺言書は書いておりますし,相続チームの弁護士は,ほぼ全員,遺言書を書いております。

 

遺言書をできる限り早めに書いておいた方が良い理由としましては,大きく分けて三つあります。

 

一つ目はいざ遺言書を書こうと思った時には,手遅れになってしまっている場合があること,

 

二つ目は将来への不安の解消になること,

 

三つ目は遺言書は何回でも書き直しが可能であることがあげられます。

 

一つ目については,このご時世,コロナだけでなく,交通事故や急病,南海トラフ地震や首都直下型地震,年々強まる台風,大雨の被害等,いつ命を落としてしまうか分からない状況となっています。 

 

また,認知症になってから遺言書を作成したのでは,亡くなった後に遺言書の有効性をめぐる紛争になるおそれもあります。
 
そのため,転ばぬ先の杖として,元気なうちから,遺言書を書いておくことをおすすめしております。

 

二つ目の将来への不安の解消について,遺言書の作成をご依頼された方の多くが,「遺言書を作成して,将来に対するもやもやとした不安が解消した」とおっしゃっていました。

 

「遺言書を書こう,書こう」と思って先延ばしにしている状態は,非常にストレスがたまります。

 

また,ご本人が気づいていないだけで,不安が溜まっている状態かもしれません。

 

そのため,将来の不安を解消するためにも,遺言書を作成することをおすすめします。

 

三つ目について,遺言書はいつでも書き直しができます。


遺言書を作成した後,内容に気になる点がありましたら,いつでも書き直すことができるのです。


また,遺言書を書いた後でも,ご自身の財産ですので,自由に処分してもかまいませんし,極論すれば,すべての財産を使ってしまっても問題はありません。

 

このように,遺言書を早めに書いておいて損はなく,反対に,遺言書の作成を先延ばしにしてしまうと,ストレスが溜まってしまったり,もしもの時に手遅れになってしまったりする場合があります。

 

残された相続人が困らないように,相続人から「なんで遺言書を残してくれなかったんだ」と言われないように,今のうちから遺言書を作っていくことをおすすめします。

 

さて,次回は,遺言書にかかわる問題として,「遺言書はどのように書けばいいの?」という内容でお話していこうと思います。

 

それでは,皆様もお体に気を付けてお過ごしください。
 

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